睡眠段階のはなし

私たちの脳は毎晩、いくつかの睡眠段階を行き来しています。それぞれに役割があり、担っている回復の中身が違います。ここを知っておくと、「睡眠の質」が何を指しているのかが見えてきます。

4 つの睡眠段階

浅い睡眠

浅い睡眠は移り変わりの段階で、ふつうは一晩のなかでいちばん長い時間を占めます(40〜60 %)。このあいだは、

  • 筋肉がゆるみ、心拍数と呼吸がゆっくりになります
  • 脳が記憶の下ごしらえを始めます
  • 外の物音で目を覚ましやすい状態です

浅い睡眠は「質の悪い睡眠」ではありません。睡眠の構造に欠かせない、正常な段階です。

深い睡眠

深い睡眠は、体の回復の中心になる段階です。このあいだは、

  • 成長ホルモンが分泌され、組織の修復が進みます
  • 免疫の働きが高まります
  • 脳の老廃物が洗い流されます(グリンパティック系)
  • いちばん目を覚ましにくい状態です

深い睡眠は夜の前半に集中し、年齢とともに自然に減っていきます。

レム睡眠

レム睡眠は脳が活発に働く段階です(ふつう 20〜25 %)。このあいだは、

  • 脳が感情の記憶を整理し、学んだことを定着させます
  • 眼球が速く動き、筋肉は一時的にゆるみます
  • はっきりした夢を見るのは、多くがこの段階です

レム睡眠は夜の後半から明け方にかけて増えていきます。

覚醒

夜のあいだに短く目が覚めるのは、まったく正常なことです。ほとんどの場合、本人は覚えていません。ただ、長く続いたり回数が多かったりすると、回復の効率は下がります。

健康な睡眠の構造

健康な成人のおおよその内訳は、次のようになります。

  • 浅い睡眠:45〜55 %
  • 深い睡眠:15〜25 %
  • レム睡眠:20〜25 %
  • 覚醒:10 % 未満

Mellows は睡眠段階の配分を見て、あなた自身の基準値と照らし合わせます。昨夜の構造が良い形になっているかどうかを、そこから読み取れます。