回復スコア:昨夜、体はどれだけ回復できたか
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寝ているというのは、ただ意識がない状態のことではありません。同じ 7 時間でも、回復の中身は人によって大きく変わります。回復スコアが答えるのは、まさにそこです。寝ているあいだに、体は実際どれだけ回復できたのか。
睡眠スコアとの違い
ひとことで言えば、睡眠スコアは「どう寝たか」(睡眠時間・深さ・効率)を、回復スコアは「体がどう回復したか」(循環器・自律神経・呼吸)を評価します。
8 時間しっかり寝て構造も良ければ睡眠スコアは高く出ます。ただ、強いストレスを抱えていたりお酒を飲んでいたりすると、自律神経は十分に回復しきっていないことがあります(回復スコアは低い)。二つは補い合う関係にあり、そろってはじめて全体像になります。
使っているデータ
安静時心拍数:寝ているあいだに心拍数が下がるほど、循環器はしっかり休めています。回復スコアは夜間の最低値をあなた自身の基準値と比べます。
HRV:自律神経の適応力を映します。HRV が高いほど、体が交感神経(活動モード)から副交感神経(回復モード)へしっかり切り替わったということです。
呼吸数:睡眠中の呼吸の速さは、全身のゆるみ具合を映します。ふだんより高いときは、感染症などの負荷と体が戦っている可能性があります。
心拍の下がり幅:寝ついてから深い睡眠に入るまでに、心拍数がどれだけ下がったか。下がり幅が大きいほど、回復は深くまで届いています。
点数の意味
- 85〜100:しっかり回復しています。強度の高い活動にも向かえる状態です
- 75〜84:良好な回復です。ふだんのペースを保って問題ありません
- 60〜74:回復は半ばです。余分な休息が要るかもしれません。強度を落とすことも考えてください
- 45〜59:回復が足りていません。原因を見て、休息を優先してください
- 45 未満:回復がはっきり不足しています。休息を最優先にし、強度の高い活動は避けてください
回復スコアに影響するもの
運動の強度と時間帯:強い運動のあとは回復に時間がかかり、その夜のスコアは一時的に下がることがあります(正常な反応です)。夜遅くより、午後の運動のほうが回復には向いています。
お酒:少量でも HRV と深い睡眠をはっきり抑えます。寝つきが良くなった感じがしても、データはたいてい逆のことを語ります。
ストレスと不安:心理的な緊張が続くと交感神経が働いたままになり、体は回復モードに切り替われません。
体調を崩す前のサイン:回復スコアは、症状が出るより先に下がることがよくあります。思い当たる理由がないのに数日つづけて低いときは、体が何かと戦っているのかもしれません。
高めるには
いちばん効くのは、数字そのものを追うことではなく、その手前を整えることです。生活リズムを一定に保つ、適度に運動する、カフェインとお酒を控える、ストレスに対処する。Mellows の呼吸エクササイズは副交感神経を働かせる助けになり、夜のあいだの回復に向けて体を整えてくれます。